2018/05/29

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自分のからだに関心をもち、健診を受けることは、「生きる」を大切にすることです。
もっと知ってほしい、女性のがんのこと
今や日本人の2人に1人が、がんになる時代といわれていますが、日本人女性の20人に1人が体験する乳がんは、検診で早期発見できるがんです。また、20歳代から30歳代に増えている子宮頸(けい)がんは、健診で早期発見が可能なだけでなく、ワクチンで防げることをご存知でしょうか。
乳がん~40歳からはマンモグラフィ健診を、40歳までは自己検診を~
乳がんの早期発見と早期治療の大切さを啓発するピンクリボンキャンペーンをご存知ですか?早期発見・早期治療をすれば、乳がんは決して怖い病気ではありません。40歳以上の女性は、マンモグラフィ(X線乳房撮影)健診が有効ですが、40歳までの女性は、がんがあってもマンモグラフィに写りにくいことから、毎月の自己検診の方が効果的です。
まずは自分のからだに興味を持ち、検診を意識してみてください。
「ティール&ホワイトリボンキャンペーン」
20歳代から30歳代の女性年々増えている子宮頸がん。この世代だけをみると罹患率は乳がんを抜いてNo.1.
若いからといっておろそかにせず、真剣に考えたい病気です。
子宮頸がんの主な原因は、HPV(ヒトパピローマウイルス)。性交渉でほとんどの女性が感染しますが、多くの場合自然に治り、ごくわずかな持続感染ががんに進行します。自覚症状がほとんどなく、放っておくと知らないうちに進行してしまうことも…。だからこそ、検診が大切です(20歳以上から検診が推奨されています)。また、子宮頸がんはワクチンで予防できる唯一のがんで、海外では100ヵ国以上で使用され、日本でももうすぐ導入される予定です。
乳がんに「ピンクリボン」のシンボルがあるように、子宮頸がんには「ティール&ホワイトリボン」があります。私たちは、より多くの女性に、もっと子宮頸がんのことを知ってもらいたい、と「ティール&ホワイトリボンキャンペーン」をはじめました。
「生きる」を大切に。始めませんか、健診週間。
欧米女性の乳がん、子宮頸がん検診率は8割を超えているのに、日本では2割前後。がんで失われる女性の命を、早期発見と早期治療で、もっと救えるはずです。自分のからだに関心を持ち、健診を受けることは、「生きる」を大切にすることです。
-2009年5月のインタビュー-
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